ヨガマットって必要?ブランドって?

結果から申しますと、必要ではないです。

が、

こないだ、かれこれ10年以上愛用してきたヨガマット、新調しました。

しかも、多分、ブランドと言われるところの、

すんごい高価なヨガマットに!

そもそも、私がヨガをはじめた時、ヨガマット、あるいは、ストレッチマットみたいなものは、日本に売ってなかった。

(売っていたのかもしれないけど、私は見つけることができなかった)

インドのヨガクラスでは、今100円ショップなどで売られているような、インド製の玄関マット、

あるいはお風呂マットようなもの(色んな色の布が縫い合わされてるやつ)の、

ひとまわり大きなマットが使われていました。

唯一、シヴァナンダアシュラムには今と同じものが売られていたけど、すごく高かった。

しばらくして、じわじわと日本でもヨガやピラティスが流行りはじめ、

私は近くのホームセンターで、ストレッチマットを発見し、嬉々として購入しました。

ちゃんとケースもついていて、1500円くらいだったと思う。

滑らないし、うきうきで、バックパックにくくりつけ、

何度もそのマットとともに、インドへ行きました。

そして、インドに通う度、顔見知りのヨガ友達が、美しいヨガウェアに身をつつみだし、

素朴な感じだった彼、彼女らが、

自慢気にかっこいいヨガマットを肩にかけて歩く姿(私には見えた)に、

物乞いのさしだす手の横を、颯爽と通りすぎていく姿(私には見えた)に、

違和感を感じはじめた頃、

ヨガは空前の世界的なブームになっていた。

そんな化学繊維たっぷりのTシャツを着て、

化学物質たっぷりのマットの上でヨガやったって、

心もカラダも良くなるはずがない

と、先生が言えば、

オーガニックのヨガマットや、

オーガニックコットンのおしゃれなヨガウェアが作られた。

そのどれもに、ブランドという名の、

かっこいい名前がついていた。(もちろん、私のサロンの名前、Tulsiみたいに、

すごい気持ちを込めて、その名前をつけたり、商品を作ってくれていると思うのですが)

どこそこのヨガウェアに、どこそこのヨガマット。

どこそこのカバンに、どこそこの財布と同じやん。

それって、ヨガなの?

言い過ぎかもしれないけど、

私がひがんでいるだけかもしれないけど、

私は昔から、いわゆるブランドモノを持つことに、すごく抵抗があった。

それを持つ人は、

本当に、そのモノを素晴らしいと思っているの?

そのモノを持てる財力を見せたい、あるいは、私はこれだけのお金をつぎ込むほど、

アートを、ファッションを、この分野を好きなんだって、この分野を理解してるって、

主張したいだけではないの?

そのモノを持っている自分が、私はオシャレだと、私はいけていると、安心したいだけなのでは?

自分が選ぶモノに、自信がないのでは?

なんて疑問がわいてきて、

例えば、何かの間違いで、その5万円のワンピースが、500円で売っていても、

これ、すごい好き!欲しい!

って思うのかな?とか、

例えば全く同じデザイン、材質の服やバックがあったとして、

もしその英語のスペルやマークがなければ、

買わないのかな?

それって、マークを買ってるってこと?

なんて、小難しく考えて、

なんかやっぱり、ブランドモノってよく分からないわ

って思っていたのですが、

年をとって、

世の中には、値段相応ということがあるってわかって、

前にも、良いものを持つことについて書いたりしたのですが、(こちら)

自分がこれがいいって、

これ素敵!って、

これ着たら、

これ持ったら、最高の気分!って、

自信を持って思えれば、ブランドだろうが、なんだろうが、

いいではないかと、思うようになりました。

そこで、今回のヨガマット。

年齢とともに、手に油分がなくなり、

下向きの犬のポーズで、手が滑るようになって、

10年来のヨガマットの、洗っても落ちない汚れが目立つようになり、

そろそろ替え時かなあと思っていたところ、

なにこれ!ママのヨガマット!

汚い!

ヨガの先生が、こんなマットやったらあかん!

と、娘に言われたので、

ヨガマット、色々探したんです。

滑らない、センターラインが入ったものが欲しかったので、

結局、ヨガインストラクターなら、

あ~~~

ってゆう、

とあるマークが入ったモノを選びました。

で、感想は?

アーサナ(ヨガのポーズ)の練習はよくできます。

シャバアサナ(リラックスの寝転ぶポーズ)も、硬い床に直接寝転ぶよりは、断然いいです。

けれど、砂浜や芝生、大地の上で行うシャバアサナほど気持ちよくはないです。

ヨガは、畳一畳分の広さと、あなたのやる気さえあれば、どこででも、誰でもできます。

高価なウェアや、マットは必用ありません。

が、

もし、あなたが、それを心から必用だ(欲しいではなく)と思うなら、

きっと役に立つでしょう。

何より、あなた自身が、世界にたった一つしかない、

価値あるブランドであることを

忘れないでほしい。

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