今日、淡路島に引っ越して、荷物もぐちゃぐちゃのまま、ディジリドゥ奏者で画家のGOMA さんの講演会とライヴに行ってきました。
昔、インドで出会った友達が、大のディジリドゥ(オーストラリア先住民、アボリジニの楽器)好きで、
「大阪にさあ、GOMAちゃんって、すごいディジリドゥの奏者がいるんだよね」って教えてもらった。
その不思議な音色に惹かれ、私は当時、難波のアメリカ村にあったタワーレコードで、GOMA さんのCD を買って、すっかり彼のファンになった。
間もなく、私は半年のインド滞在の後、ロンドンに流れ着き、ある日、家の近くのポートベローマーケットに行くと、道端でディジリドゥを吹くアジア人、、、っって
GOMA さん!!!
私は厚かましくも、
「GOMA さんですよね!!!私、すごいファンでCD も持ってます!うち、すぐそこだから、遊びに来ませんか?」
なんて、言ったら、本当に来てくれて、うちでディジリドゥ吹いてくれたのです!!!
そして、ロンドンでのGOMA さんのライヴへ行ったり、LeePery のライヴで会ったり、何回かDUB のライヴで会ったり、スピタルフィールドマーケットで近くで出店したり、なんか、私にとっては、GOMA さんと、縁のあるロンドンの日々だった。
それから、20年近くの月日が流れ、自分の理想とするライフスタイルが、なかなか送れない日々を10年くらい過ごして、こないだ、とうとう夢の移住へ踏み切った。
物件探しをして、なかなかいいのが見つからず、ある落ち込んだ夜。
テレビをぼーっと見てたら、GOMAさん が写った。
???
あれ?
GOMA さん???
なんか、昔の感じと違う?
って思ったら、交通事故にあってしまって、脳に傷がついてしまったそうで。
けれど、その奇跡的な傷が、彼に絵を書く才能を開花させて、今、ディジリドゥ奏者と画家として活動されているということだった。
その絵が、本当に本当に美しくて。
GOMA さんの存在が、時の流れとともに、遠くなってしまっていたけど、
私、自分のサロンをつくることができたら、GOMA さんの絵を飾りたい!!
って思った。
それから、数日後。
自宅サロンをしてもいいよっていう物件が、自分が住んでみたかった、淡路島、五色町に見つかって、見に行くことになりました。
もう、それは、理想の物件で。
ただ勇気がなくて、即決できなかったんだけど、その帰り道、五色町にすごく素敵な図書館があるみたいだから、行ってみたいんですって言ったら、不動産屋さんが連れて行ってくれて。
日の光が注ぐ、解放的な放射線状のデザインに、木がふんだんに使われた、温かい、まるで、おしゃれなカフェみたいな五色図書館に入って、私はここに住もうって決めた。
やっと住む場所に出会えたって高揚感を感じながら、なんとなく図書館のパンフレット置き場に目をやると、、、。
GOMAさんが載ってるチラシが!
えっ?!
なんと、3月23日、ここ淡路島で講演とライヴって!!!
もう、びっくりするやら、縁を感じるやら。
こりゃ、呼ばれてるわ
なんて、思ってしまって。
そんなことあります?
淡路島ですよ?
しかも、娘の終了式の後って、来れるやん!!!
そして、私の引っ越しは3月23日となり、娘の終了式が終わって、荷物をだだ詰めにした軽バンを走らせて、今日、淡路島に上陸し、GOMA さんの公演とライヴ、行って来ました!!!
本当に本当に、最高の時間でした。
そして、GOMA さんの火の鳥のハンカチーフにサインをもらって、
Tulsiさんへ
って書いてもらいました!
いつかって思ってたことが、あまりにすぐ実現して、これはもう、淡路島でサロンやりなさいってことだわなんて、勝手に嬉し涙流しました(笑)
ここまで来るまでに、しんどくて、つらくて、泣いた時もいっぱいあったけど、今、雨女の私が快晴の下、まるで祝福されたみたいに、淡路島に来ることができました。
GOMA さんは私なんかより、もっと大変な時期を過ごされて、
五感を失って、
5分前のことも覚えていられなくなって、
ディジリドゥが何かもわからなくなってしまった時期を乗り越えて、
今も後遺症と隣り合わせだけれど、
希望を捨てないことが大事
っておっしゃってました。
私も希望を捨てない。
サロンも、田舎暮らしも、うまくいくかわからない。
でも、希望を捨てなかったら、今日みたいな日がくるから。
絶対、あなたにもくるから。
希望を捨てないで。