臆病を克服するガンジーの言葉|脱ペーパードライバー

 

あなたはいつ、車の免許、とりましたか?

 

私は高3の時から教習所に通い始めて、18歳と同時に免許を手にしました。

 

18、9、といえば、何の恐怖もなく、かたっぱしから大人のしていることを実践してみる時期。

 

私にとって車の運転もそうで、怖いなんて思ったこともなく、高速もぶんぶん運転していた。

 

でも、20歳からほとんどの時を、インド、あるいはどっかの国か、山小屋で過ごすようになった私は、どんどん車の運転から離れていった。

 

そして今、40歳になって、田舎暮らしを夢見るようになり、絶対車の運転が必要だということは、よくよくわかっていたものの。

 

 

悲しいかな、気づけば車の運転がすごく怖くなっていた。

 

 

なんでかな、年をとるごとに車だけじゃなく、色んなことに臆病になっていると思う。

 

子ども産んでからは、さらに。

 

そんな臆病な自分が気持ち悪くて、車でいろんなところに行けるようになりたい!、田舎に行くなら車運転しなきゃ!と思いはじめて、どれくらいたってしまったのだろう。

 

 

確か、4年前の新年会で、今年の目標は?と聞かれて、車の練習がんばって、海に行きたいって言った。

 

 

けれど、その時は近くのスーパーに行くのもドキドキ。

 

 

でも、このままじゃ、田舎に住めない。

 

 

だから、少しずつ、

 

一番近くのスーパー、

 

その次に近いスーパー、

 

その次の次に近いスーパー、

 

と距離を伸ばしていき、なんとか去年、例の新年会から3年後、海まで国道で、3時間かけて行くことができた。

 

 

残るは、高速。

 

 

目的地は、私がいいなあと思っている淡路島。

 

大阪から淡路島に行くには、垂水ジャンクションといって、大きなジャンクションを越えなければいけません。

 

地図でみると、ぐるぐる道路が渦まいてて、これ道どうなってんの?ってあれです。

 

時速80キロで車線変更して、ぐるぐるカーブを曲がってさらに本線に合流、、、

 

 

お、恐ろしい。

 

 

しかも、うちの車は父の形見の貨物用軽バン。

 

手動ウインドウ。

 

FMラジオなし、

 

ナビなし。

 

ETCもないから、一般車両のラインに行かなきゃ、、、

 

 

ひえー!!!

 

 

だめだ、できない、怖い、怖すぎる。

 

 

やってみたい。でも、怖い。

 

 

そんな私に娘が一言。

 

 

怖いことは、さっさと終わらせてしまったほうがいいよ!

 

 

わかってる、わかってるけど、、、。

 

 

今行こう!夜のほうが車少ないのでしょ。行こう!行こう!

 

 

わかってるって、わかってるって、、、。

 

 

けど、、、。

 

 

けど、、、。

 

 

けど、、、。

 

 

、、、、、じゃ来週。

 

 

それから私は”初心者 高速”とか調べたり、道のイメトレしたり、前日は緊張で眠れず、それでも4時半起きして出発した。

 

結果、無事淡路島に着き、ちゃんと見たい地域をみて、無事帰ってきました。

 

行きは、ガクガク震えてたし、緊張で唇を噛み続けて、帰りにはタラコ唇になったけど。

 

帰りの高速では道を間違えて、まさかの御堂筋って、大阪で大動脈的な道を通って帰ることになって、さらにタラコになったけど。

 

 

私は、一人で言葉の通じない国に行って、寝るところを見つけ、ご飯を食べることができます。

 

 

怖くない?って聞かれるけど、それは怖くないのです。

 

 

でも車の運転は怖い。淡路島行けたけど、まだ怖い。

 

 

人には、得て不得手があります。

 

 

昔得意だったことができなくなったり、昔は不得意だったことが、得意になったりします。

 

 

だから人は、色々まじって補い合えます。或いはお金で補います。

 

 

でも時々、どうしても自分で不得手なことをしないといけないことがあります。

 

 

あまりに不得手なら、無理はしなくてもいいと思う。

 

 

でも、例えば私は、死ぬ時に

 

 

「ああ、あの時勇気だして運転しておいたらなあ」

 

 

って思いたくないから。

 

 

そして明日も生きている保証なんてどこにもないから。

 

 

怖くなったら唱える、マハトマガンディーの言葉。

 

 

明日死ぬように生きて、

永遠に生きるように学びなさい。

管理人トゥルシ

ヨガ・アロマ・タイ古式マッサージ、癒しサロンTulsiのあきこです。
バックパッカーとして世界を歩き、国際結婚→離婚後、シングルマザーとして淡路島で小さな暮らしを営んでいます。
一杯の、読むハーブティー。
日々のヨガっぽい気づきや、心と体をやさしく整えるヒントをゆるりと綴っています。

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