今年もとうとう残り2ヶ月。あっという間に、2023年も終わりに近づいていますね。
去年くらいからだったでしょうか、月に1回くらいのペースで、
シヴァナンダヨガをベースにしたクラスを、スタジオのヨガクラスでしています。
クラスには、年齢や体力、柔軟性も筋力もバラバラ、ヨガを習う理由もそれぞれ、本当に色々な方がいらっしゃいます。
一人一人、人は違うので、同じアーサナ(ポーズ)をしても、
気持ちよく感じる人、辛い人、
汗をかく人、涼しい顔の人、
きついから集中できる人、
きついと集中が外れる人、
きつくないと集中できない人、
様々です。
なので私は、なるべくバラエティ豊かに、色々なクラス内容になるように心がけていて、
アーサナへのアプローチも、ブロックやベルトを使って、いかに正確に体を使うかに重点をおくこともあれば、
アーサナの形は忘れて、力を抜いたり、ただ心地よく伸ばすことに、重点をおいたりもします。
ポーズ一つ一つ、しっかり確認することもあれば、
流れを優先することもあります。
でも、毎回毎回クラス内容が違うと、
アーサナに気を取られて、呼吸を忘れてしまったり、
筋肉や、骨に気を取られて、余計に頭の中が忙しくなったり、
次のポーズが何かわからないので、集中が途切れたり、
私は1番大切だと思っている、ヨガ本来の目的、
“yoga chitta vritti nirodhah”
“ヨガとは心の作用を止滅する”ことを忘れてしまいそうになりがちです。参考記事→ヨガ歴20年にして|ヨガ チッタ ブリッティ ニローダハとは
アーサナとは、”座位”とも訳されますが、
“快適で、安定した”、という意味です。
リラックスしているけれど、集中している状態。
それが、快適で安定した、アーサナだと思います。
この、リラックスしていて、集中している状態というのは、
最近よく聞く、ゾーンに入るとか、フローに入るとか言われる状態で、
最高のパフォーマンスが発揮される状態です。
本番に緊張すると失敗してしまうのは、
余計な力が入ったり、雑念が邪魔をしてしまうから。
「もういいや」と思ったら、うまく力がぬけて、良い成績がでた、というアスリートの方の話は、よく聞きます。
アスリートや、アーティストでなくても、
普段の仕事や家事、毎日の生活の営みまでも、
何かする時は、肩の力はぬけてるけども、しっかり集中してやれると、
ストレスを感じにくいし、
作業も効率よく進み、
オンとオフの切り替えがうまくいき、
疲れにくくなります。
この、ゾーンに入りやすくするのに役立つのが、
呼吸と、繰り返す同じ動きです。
ルーティンです。
よく健康的でキレイな方が、モーニングルーティンを、紹介してたりしますよね。
同じ動きを繰り返すことで、脳を休ませ、
今、目の前にあることに集中しやすくする、
ヨガでよく言われるところの、
“今、ここ”
の状態です。(瞑想状態とも言えます)
“今、ここ”に、心身ともにリラックスし、集中する状態を朝に作り出すことで、
一日を快適に過ごせますよ、というモーニングルーティン。
同じように、決まった基本の12のアーサナ(ポーズ)を、同じ順番で繰り返し行う、シヴァナンダヨガ。
次のポーズが分かっているので、
頭を使うことなく、
ただ吸う息、吐く息に集中することができる。
同じアーサナなので、自分の状態が分かりやすい。
アーサナとリラックスの繰り返しが、自立神経を整え、
どんどんとゾーンに、
フローに、
アーサナに、
呼吸に、深く入っていく、
“今、ここ”
瞑想状態
を、感じやすいシヴァナンダヨガ。
ルーティンのアーサナという点では、シュリ・K・パタビジョイス先生の、アシュタンガヨガも、
決まったアーサナを同じ順番で繰り返し練習するので、やはり瞑想状態になりやすく、
だから人気があるのだと思います。
あのハードさも人気の理由だと思いますが。
そんな理由で、私はシヴァナンダヨガを取り入れています。
20年練習しても、毎回そのシークエンスの素晴らしさを実感しています。
アーサナの順番が同じなので、覚えやすく、自分で小1時間ぐらい、ヨガできるようになるのも良いと思います。
良かったら、体感しに来て下さいね。