思春期娘とシングルマザーのバトル|バガヴァッド・ギーターにのせて

バタンっっって、今朝、娘が大きな音を立ててドアを閉めて学校へ行きました。

私はガチャンって思いっきり鍵を閉めました。

もう!

腹が立つ!

アナパナサティ(お釈迦様の呼吸に集中する教え)って思っても、

もう!

朝から何?

イラッとしている私。

娘は集団登校しているのですが、昨日遅れてしまって、今日は遅れないようにねって言ったら娘が、

「なんで?」

って。

なんでとはなんで?

遅れないようにねの返しがなんでってなんで?

その「なんで?」の言い方もすごい感じ悪いし、なんで遅れたらあかんかくらい、わかってるやろがい!

という心の声をぐっとこらえる私に、

「つーか、集団登校って意味なくない?」

って娘。

意味ないとはなんぞや!

も、ぐっとこらえ、

「もう時間」

と冷ややかに言う私に、

「わかってるし」

「別に遅れてもいいし」

な、な、な、なぬーーーーー!

遅刻は信頼を失うし、待つ人の時間を盗む行為。

まあ確かに、国や文化によっては時間の概念が日本とは違うところもあって、ここ淡路島も島時間といって、会合などの種類にもよりけりで、結構ゆったり集まる時もあるけれど。南米やアラブ諸国、インドも時間に関してゆったりしていて、だいたい電車が分刻みできっちり来る国って日本とドイツくらいで、、、

って言いませんでしたが、ドアがバタンと閉められました。

私の時間に関するウダウダはさておき、最近はいつもこんなやりとりで、些細な事で言い合いになり、

娘の話す一語一句に腹が立つこともあります。

あんなに可愛い女の子だったのに。

「ママ、都会に疲れちゃったなあ」

って言う私に、

「二人で森のお家に住めばいいやん」

って言ってくれてた娘が、まさかこんな感じになるとは。

これが思春期、反抗期というものでしょうか。

で、だいたい言い争う始まりは、こういう小さなことなのですが、

バトルが白熱してきて、

娘が私にトドメを刺したい時に言うのが、

父親がいない私は不幸だ

私が一番欲しいのは、お父さんとお母さんが揃っている家庭だ

どんだけ努力してもそれは手に入らないでしょう

まあ過去にも、父親がいないことを言われることはあって。

その度に、二人で楽しくやって行こうよ、

幸せ=父親がいる、だけではないって伝えようとしきましたが。

時期が時期だけに、激しさを増しております。

本能的に父親を嫌う時期に、時々だけ会う父親との距離感が掴めず、父親への感情も一種のパニックみたいになってるのだろうと想像はつくのですが、

毎回毎回責められると、さすがに疲弊してきて、なぜ私だけがこの難しい時期の子どものサポートを?って、前夫への怒りが湧いたりしてしまいます。

それでも、毎回毎回、あなたは今、本当に不幸なのかと聞きます。

あなたにとって、どのような状態なら幸せなのか。

父親がいれば幸せ?

スマホ見放題なら幸せ?

自分のベッドがあれば幸せ?

学校に行く、あるいは行かないなら幸せ?

お城みたいなお家にお手伝いさんがいるような生活が幸せ?

どんな状況なら幸せなの?

何回も話して、娘は

父親が家にいたらいたで、うっとうしくて文句言ってたやろうし、

結局欲しいものが手に入っても、何かにつけて文句言うと思う。

そういう時期やねん。

だからママもイライラしないで

って

うまく着地する時もあれば、もうママの話は聞きたくない、バタン。の時もあります。

反対に、私がイライラに負けて、屁理屈ばっかり!もう話したくない!もう寝る!って時もあります。

こんなのが、あと何年続くのか、しんどーいって思う時もあるし、

恥ずかしがって挨拶できなかった娘が、近所の方に挨拶を自然にしているのに驚いて、嬉しくなることもあるし、

まずは今日一日。

今日うまくいかなかったら明日はうまくいくように。

木の上に立って見るのが親でしょう

って、自分が思春期の時に日記に書いてたっけ。

親への道、全うできたらと思います。

ヨガの代表的な本に、バカヴァット・ギーターという本があります。

アルジュナという戦士が、なぜ血を流して戦うことがヨガなのか、クリシュナという神様から教えてもらうという形で、ヨガについてとても明確に美しく書かれています。

そこには、自分の仕事(行動)を、結果を期待せず全うしなさい

と書かれています。

私にとっての仕事、お金を稼ぐ仕事だけでなく、まず親であることが私の仕事。

どの仕事にも短所や欠点がある

ちょうど火に煙がつきもののように

アルジュナよ

故に自分の天職を捨てるな

たとえその仕事が欠点だらけでも

バガヴァッド・ギーター 第18章 48節

親であることは、私の天職。

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