手作りうどんは宇宙のおかげ?|休校中の子どもとの時間

 

コロナウィルスによる、学校休校からもうすぐ2ヶ月ですね。

 

改めて、すごいことが起こっているのだと実感させられる期間です。

夏休みより長いじゃないか。

 

うちはシングルマザーである私と、思春期真っ只中の11歳の娘と、二人暮らしでして、シングルマザーと娘の思春期でも書きましたが、ケンカすることもしばしばあります。

と言うか、しょっちゅう、ぶつかってます。

休校になってからは、なるべくお互い楽しく過ごせるように、タイムスケジュールや、ルールを決め、ケンカしないように(まあスケジュール通りや、ルールをしっかり守ってとは、なかなかいきませんが)過ごしています。

 

そんなある日。

 

今日はパスタ作ろうよーと娘。

 

パスタ作ると言っても、カルボナーラなどではなく、パスタ自体、麺を打つことなのです。

 

一昨年の誕生日に、彼女の叔父からプレゼントされたパスタメーカー。

おフランスからやってきたものの、我が家で使うことは一度もなく戸棚の奥に眠ったまま。

 

えーーー、パスタあ?

 

私はお菓子作りとか、パン作りとか、じっくり取り組んだり、きちっと計量が必要な料理が苦手で。

お菓子はクレープ、パン系はチャパティまでなのです。

 

しかも、小麦粉系の捏ねる料理って、そこらじゅう粉だらけになるし、

結局子どもって、うまく掃除や片付けできないし、

捏ねるのもうまくできないし、

どーせ最後には、私が捏ねて、私が片付けるのやんか。

 

仕事、増えるだけやんか。

 

 

心の中では猛反発しましたが、

 

楽しいことがないから、朝、起きる気にならないなんて言いはじめた娘が、

もてあます時間にパスタを作りたい、材料もあるのに、どうして断れるでしょうか。

 

「うーーーん、、、ちゃんと最後まで片付けてくれる?」

 

「うん!」

 

 

本当に?とは言わず、パスタを作ることに。

レシピなどを調べると、パスタは、やはり、デュラムセモリナ粉の方が良いということが分かり、

結局うどんに変更になりました。

 

作り方は至ってシンプルなうえ、うちにはマシーンがあるので、

思ったい以上にうまくできて、喜んでうどんをすする母娘。

 

「ねー、パスタ作ってよかったでしょ、私のおかげやね」

なんて言う娘に、

「なんでよ、私の捏ね方がうまかったからやんか。小麦系はやっぱ耳たぶの固さやね。小麦粉買ったの私やし。私のおかげやね」

と私。

 

娘「それなら、小麦粉からパスタ作ることを考えついたイタリア人のおかげやんか」

 

私「パスタの起源は中国です~しかも今日うどん」

 

娘「そしたら小麦粉作ってくれてる人のおかげやんか」

 

私「そもそも小麦のおかげじゃない?」

 

娘「そしたら小麦を育ててくれる水とか太陽とか土のおかげ」

 

私「空気もいります~

やっぱり、小麦を一番はじめに食べれることに気づいた人のおかげじゃない?」

 

娘「そんなん、そこらへんに生えてて、誰かが食べたのやろう」

 

私「木の実や果物なら分かるけど、

この実を干して?脱穀して?擦って?粉にして?水と混ぜて捏ねて細く切ればよいと?しかも日持ちまですると。

その実を植えれば来年も実ると。

 

って誰かが気づいて、土や太陽や水や空気、人の手が加わって、中国からイタリアにいったり日本にいったりして、

誰かかパスタマシーンを作って、それをプレゼントしようと叔父さんが思って、コロナがあって、

そもそもあなたが生まれてあなたの誕生日があって、

いやいやその前に、私やあなたのお父さんがいて、

だからその前におじいちゃんやおばあちゃんがいて、、、、、」

 

 

あーーーー、だからあれや、全部や、全部。

宇宙や。

宇宙のおかげや。

 

今日のうどん、宇宙のおかげ。

 

って最後に娘が言って、

はははって笑ったけど、

私、なんだかすごく感動しました。

 

時間、いっぱいありますもんね。

 

時間のかかる、ちょっと手のかかること、してみるのいいかもしれません。

 

ちょっとした気づきや感動があるかも

 

って、結局娘のおかげやんか。

管理人トゥルシ

ヨガ・アロマ・タイ古式マッサージ、癒しサロンTulsiのあきこです。
バックパッカーとして世界を歩き、国際結婚→離婚後、シングルマザーとして淡路島で小さな暮らしを営んでいます。
一杯の、読むハーブティー。
日々のヨガっぽい気づきや、心と体をやさしく整えるヒントをゆるりと綴っています。

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