私がアロマと出会ったのは産後。
妊娠中はアサナ(ヨガのポーズ全般のこと)にプラーナーヤマ(呼吸法)に、シルシャアサナ(頭立ちのポーズ)ができるくらい順調だったのに、産んでからがとてもしんどくて。
友人が以前、妊娠中にマタニティブルーがひどくて、何もしたくなくて、カーテンも開けたくなくて、暗い部屋で一日中じっとしてるって言っていたことがあった。
その時の私には、愛しい我が子をお腹にやどして、なんで幸せじゃないの??なんて思って、女性ホルモンの乱れの恐ろしさを、なんにも知らなかった。
私の場合、それは産後。
自分の子どもがかわいくて、
愛おしくて、
幸せなのに、
同時に、
死にたかった。
暗っっっ。
私は前夫がフランス人で、フランスで妊娠、出産を経験しました。
慣れない国での慣れない育児に、私はどんどん疲れていって。
ヨガでもすればリフレッシュもできるのに、その元気もなくて。
そんなとき偶然、オイルトリートメントを受けました。
部屋に漂うやさしい植物の香り、優しいマッサージに、とても癒されたのを今でもすごく覚えています。
マッサージはヨガもできないくらい疲れた人を、元気にすることができるんだなあってふと思ったけど、
その時はその何年か後に、日本に帰って、
離婚して、
自分がそんな疲れた人にアロマトリートメントしてるなんて想像だにできなかった。