インド、ケララ州のシバナンダアシュラムは、南インド特有の濃い緑のジャングルの中にあります。
生い茂る緑から、むっと息がつまるくらいの酸素。
アシュラムって何?
シバナンダって何?
という状態で訪れた私。
とにかくヨガ、教えてくれるのですよね。
受付で色々説明を受けて、だんだんわかってきたことは、
1日のスケジュールが決まっていて、学校みたいに色々授業(読経や瞑想、説法、奉仕活動の時間など)があるということ。
みんなで共同生活をするということ。
そして、その授業の一コマにアサナ(当時私のイメージしてたヨガ、あの色んなポーズとるやつ、多分みなさんもヨガといえばこれをイメージされるでしょう)を教えてくれるということ。
なるほど、修道院。宿坊とか。
今から思うと本当に、私の初ヨガ体験が、シバナンダアシュラムでよかったと思う。
インドに伝わってきた本当のヨガを、ヨーガを、うまく外国人に噛み砕いて、わかりやすく教えてもらえた。
ちなみにシバナンダとは、スワミシバナンダ。
無償で患者さんを診て、無償でヨガを教えていた、平たく言えば、インドのすごく有名なお医者さんで、お坊さんです。
2万いくつあると言われているヨガのポーズを、基本の12のポーズにしぼり、
その基本のポーズから派生していくバリエーションや難しいポーズという体系を作った方で、色んなヨガのスタイルのベースになっていると思います。
私も、自身の練習はシバナンダの練習方法を取り入れていて、本当によくできたシークエンス、流れだと思います。
ずっとこのシークエンスを練習していると、そんなポーズ無理!って思う新しいポーズでも、さらっとできたりします。
私の好きな彼の教え。
Give,Give, and Give.
与えて、与えて、与えなさい。
なかなかできませんが、、、。
そして有名な彼の言葉。
Serve (奉仕する)
Love (愛する)
Give (与える)
Realize (識別する、気づく)
Purify (浄化する)
Meditate (瞑想する)
なんてシンプルで、ヨガな言葉。
15年前、私には“?“だった言葉、今はずっしりとヨガの本質としてその重みを感じます。
そして、その言葉を実践する難しさも。