みなさん、梅流しってご存知ですか?
私も最近、友人から教えてもらったのですが、
断食してから、大根の煮汁に梅干しをいれたものを、たらふく飲んで、出して、
お腹をキレイにするってやつなんですが。
最近、腸活やファスティング(断食、その文字通り食べないこと)など、
腸を元気に保つことが、健康や美容に良いということで、
流行っております。
が、
いにしえのヨギ(ヨガを行ずる人のこと)達は、そんなこと、紀元前から気づいていて(笑)、
汚れたり、散らかった部屋では瞑想できないように、
ガスや便が溜まった体では、クリアな瞑想ができないと、思われたのでしょうか。
古ーい、ヨガの教科書にも、
お腹の掃除の方法が載っております。
それを、Shatkarma(シャットカルマ)と呼び、お腹だけでなく、
昔、飲むヨーグルトの宣伝で、インド人が、鼻を洗ってたの知ってます?
あれも、シャットカルマで、
体の内部を浄化することが、自然治癒力を高め、
意識を研ぎ澄まし、心を浄化すると考えられています。
だから、お腹を掃除すると、肌がキレイになったり、健康になったりするのだと、私は思っています。
ちなみに、鼻を洗うのは、Jala neti (ジャラネティ)と言います。
5~6mの布を飲んで、胃の粘液をからめとって、布を出して、
胃を掃除するというのもあります。Vastra dhauti(ヴァストラダウティ)と言います。
なので、ヴァストラダウティはやったことはありませんが、(やっているのは見たことがある)、
断食や、腸の洗浄は、なるべく定期的にするように心がけていました。
が、淡路島に来てから、すっかりさぼってしまい。
どっっっぷりと、冬の悪循環にはまり、
寒いし、ぼーっとする→
温かいお茶かコーヒーでも飲もう→
一緒に甘いものでも少し→
血糖値がビューンと上がって→
一瞬元気になる→
が、ぐーんと下がって→
元気がなくなり→
ホルモンが絞りだされ→
(カフェインは直接肝臓を刺激して、副腎から、ドーパミンやアドレナリン、コルチゾールという、元気になるホルモンを分泌させます。
砂糖も急激に血糖値をあげるので、元気になった気がしますが、
その後急激に血糖値が下がり、その時にまたホルモンがでて、体を安定させようとします、
それが続いたり、過剰になると、もう元気にしたり、安定させたりするホルモンが減ってゆき、)
よけいに寒くなったり、イライラしたり→
んで、また甘いものや、カフェインの摂取→
冷える
動かない
重いカラダ
どんどん溜まる心とカラダの毒!
という、冬の悪循環。
またの名を、副腎疲労。
もちろん、アーサナ(ヨガ)や瞑想もしてます。
けれど、前にも書いたように、(冬に元気がなくなる、季節性感情障害)
冬って、なかなか、ねぇ、、、。
ご馳走食べる機会も多いし。
で、お正月あけから、いい加減断食したい!しないと!って思ってたところに、
梅流しを教えてもらったわけです。
そこにも書いてある通り、もとはやはり(笑)、ヨガの腸洗浄の仕方を、
日本のお坊さんが、日本流にアレンジされたようです。
お腹は、免疫をつくったり、血のもとをつくったり、
食べ物を消化する以外にも、とっても忙しい器官なのです。
それなのに、私を含め、現代人は、お腹が減ってないのに食べたりして、お腹は働きっぱなし。
骨や筋肉は横になると、休ませることができます。
寝ている間も動いている心臓ですが、一応、寝ている間は、リズムを落とし、少しは休みます。
けれど、お腹は、寝る前まで食べて、朝起きてお腹も減っていないのに、食べたりしたら、
もう、お腹の24時間営業です。
私達だって、うわー5連勤だー(これは普通か)
忙しい人だと、10連勤だーって
もうフラフラになりますよね。
それを、
もう、何連勤させんねん!
24時間営業やっちゅーねん!
っていうお腹の叫びが
臭いおならだったり、
臭い便、便秘、下痢、
冷え、貧血、肌荒れ、
頭痛、肩こり、倦怠感
だったりするわけです。
ここで、キーポイントとなるのが、
腹をくくる、とか
腹を決める、とか、
お腹って、人の本当に大事な気持ちみたいなのと、特に密接に繋がっていて。
脳ミソは、私達の心がストレスで、
本当は疲れてるのに、
“いけるいける、まだ、いけるよー”
って、手や足、目などなどを動かすよう指令をだして、
無理やり私達を頑張らせたりするのですが、
そんな時お腹は、
“だから無理って、しんどいって”
って、上に挙げたような不調を引き起こして、教えてくれるわけです。
お腹の24時間営業していなかったとしても。
時にそのストレスが、
お腹を24時間営業(お腹減ってないのに食べるだけでなく、
暴飲暴食や甘いもの、冷たいもの、香辛料の採りすぎなども)させてたりもするのですが。
と、いうことは、お腹を休ませてあげると、
心も元気になるのでは?
って私は思うのです。
さっき、骨や、筋肉、心臓も一応休むと書きましたが、
ストレスが強いと、体はこわばり、呼吸が浅くなり、心臓も働きっぱなし、実は、休めません。
だから、体の中心、心と密接に繋がる
体の、真ん中
おなかを休ませてあげよう
ってことなのです。
梅流し、すっごく、良かったので、レポートしたいと思います。