緊急事態宣言が解除されたものの、自粛生活、テレワークに馴染んでしまって、
出勤再開うつ、なんて言葉を聞きます。
私の場合も、テレビ撮影初体験や、オンラインヨガクラスがあったものの、
ほぼ2か月、家にこもっていたので、社会復帰できるのか?
なんてことが、頭をよぎる時もあります。
復帰しても、全く今まで通りには戻らないし、
第2波とか、仕事のこと、どうなるのかと不安にもなります。
でも、とにかく来週からは娘の学校も始まり、気をつけながら、日常に戻らないと。
早く日常に戻りたいような、でも戻るのが不安なような、複雑な気持ちの5月最終週。
そんな時に、私がヨガレッスンを担当させてもらっている、
ヨガスタジオKULAの代表の先生が、
通常のオンラインレッスンにプラスして、朝活ヨガを始めて下さったんです。しかも毎朝。
不安な気持ちを引きずりながら、最後だからとダラダラしてしまいそうな今週、
朝活ヨガで整えたら、いい感じで6月に突入できそうと思い、
今日、朝6時からヨガレッスン受けました。
朝5時に起きてカーテンを開けると、西の空にまだ朝焼けが残っていて、夕日とはまた違った美しさが目に飛び込んできました。
思わずベランダに出て深呼吸すると、
ああ、朝の匂い。
久しぶりに匂う、この匂い。
早朝独特の、すこし湿気の残る、新しい命を連想させる匂い。
軽くシャワーを浴びて、ヨガの時間。
シャバアサナ(ヨガの最後にとるリラクゼーションのポーズ)から起き上がって感じる、気持ち良さ、幸福感、全身の気が整う感じ。
ああ、なんて気持ち良いんだ。
そうそう、この感じ。
やっぱりヨガは早朝やなあ。
インドでヨガクラスに通っていた時や、アシュラム(はじめてのアシュラム)(ヨガニケタンのシャットカルマクラス)
で過ごしていた時は、だいたい5時起きで、瞑想して、6時か7時くらいからヨガと言いますか、アーサナ(ヨガのポーズ全般のこと)の時間でした。
それが、ほんと気持ち良いんです。体にエネルギー満ちる感、すごいです。
よく瞑想も朝がいいと言われますが、朝の方が頭が空っぽなので、集中しやすいんですね。
アーサナも朝は体が硬くてやりにくかったりするのですが、
朝にその体のこわばりを緩めることで、1日をスムーズに過ごすことができます。
朝日が昇る時間や、夕日が沈む時間は、大ヒット映画の“君の名は”では、
かたわれ時と言っていましたが、ヨガやインドでも特別な時間帯だと考えられています。
特に朝日が昇る時間帯は、ブラフマムルタと言われ、自然のエネルギーが満ちる神聖な時間で、瞑想やアーサナの練習に最も適した時間だと言われています。
酸素の濃度も高いのだとか。
また、朝日を浴びることで、メラトニンというホルモンが出て体内時計がリセットされ、夜の安眠につながります。
(ヒトの体はメラトニンの分泌から約15時間後に眠くなる仕組みです)
そういえば、だからかな、私はアシュラムや早朝のヨガクラスに通っていた時だけでなく、
山小屋で働いて、朝4時5時起きしてた時、明らかに調子良かった気がする。
早朝ヨガは、そんな山小屋時代や、アシュラムで過ごした時の元気な感じを強烈に思い出させてくれました。
でもね、私、朝、すごい弱いのです。
目覚ましから、起き上がるまでに、30分かかるなんて、しょっちゅうです。
寝坊はしないのですけど。
ヨギニなのに。
特にこの季節、
お布団が心地よいですよね。
仏陀は、だらだら眠らないように、木の枕を使っていたそうなんですが。
私は木の枕、無理だな。
春眠暁を覚えずやなあ
って私が呟くと、
しゅみんあかつきをおぼえず
しょしょていちょうをきく
やらいふううのこえ
はなおつることしんぬたしょうぞ
って、漢詩を娘が諳じて。
びっくりしました。
私の頃は、漢詩なんて高校で学びましたが、最近はこうやって、
小学校のうちに、古典作品を学ぶようです。
なんとも、その音の美しいこと。
こないだマントラとはなんて書きましたが、
これもマントラやなあなんて思うのでした。
で、それ、なんていう意味?
私は娘の教科書を見ましたが、皆さんは原文をお楽しみ下さい。
春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少
春の眠りから覚めたら、朝ヨガ、朝活、おすすめです。